「最新の窓にすれば、冬の悩みはすべて解決する」 そう信じて投じた総工事費用 約1,000,000円。補助金約400,000円を活用し、実質負担は約600,000円。
しかし、待っていたのは「断熱の代償」とも言える、想像を絶する事態でした。
1. 完璧なはずの「窓リフォーム」と、去年までの極限対策
築45年の我が家は、冬になると窓から滝のような結露が発生。去年までは**「家中の窓を数センチ開け放ち、各部屋の扉を閉め切って凍えながら過ごす」**という、外気を取り込んで内外の温度差をなくす荒療治でかろうじてカビを防いでいました。
そんな生活とおさらばすべく、補助金を活用して全室リフォームを決行しました。
- 南側(親の寝室): 見た目と気密性重視の**「カバー工法」**
- 北側(子供の寝室): 断熱コスパ最強の**「内窓(二重サッシ)」**
工事は無事完了。家の中は見違えるほど暖かくなりました。しかし、本当の悲劇はここからでした。
2. 湿度80%超え!逃げ場を失った湿気の逆襲
窓を閉め切り、暖かい冬を手に入れた瞬間、家全体の湿度がコントロール不能に陥りました。特に北側の子供部屋は、湿度計が驚愕の**「80%超」**をマーク。
密閉されたことで生活水蒸気が逃げ場を失い、家の中で「一番冷たい場所」を探し始めたのです。そしてその矛先は、窓ではなく**「壁」**に向かいました。
3. 壁紙びしょ濡れと、黒カビの爆発
我が家は、コンクリートに直接壁紙を貼る「直貼り工法」。キンキンに冷えたコンクリート壁が、80%の湿気を含んだ温かい空気と触れ、壁一面が結露でびしょ濡れに。
家具をどかすと、そこには広範囲に広がる黒カビの群生。 まずは市販のカビ取りスプレーで必死に拭き取りましたが、壁の冷たさが変わらない以上、これは単なる時間稼ぎに過ぎませんでした。
4. コーナンへの疾走と、家族の冷ややかな視線
「業者に頼めばまた数十万。自分でやるしかない」 私はホームセンターのコーナンへ走り、巨大な断熱材**「スタイロフォーム」**を大量に買い込みました。
しかし、畳一枚分ほどもある真っ青な板を運び込む私を見て、妻からは厳しい指摘が飛びます。
「それ、どこに置くの?」「部屋が真っ青になって、見た目はどうなるの?」「素人の工作で本当に大丈夫なの?」
さらに私は、もう一つの弱点である「玄関扉」の対策用として、同じくコーナンで**「ザ・スリム」**という高密度な薄型断熱材も購入。スタイロフォームを貼れない狭い場所や、開閉に支障が出てはいけない玄関扉の断熱も、自力で進めることにしたのです。
5. 執念の「壁&玄関扉」DIY、そして最終解決へ
私は妻を説得し、スタイロフォームを北側の壁に隙間なく貼り付け、玄関扉には「ザ・スリム」を貼り込み、気密テープで封印する「断熱DIY」を完遂しました。
どれだけDIYで対応して、数日様子を見ても湿度は80%のままでしたが、壁が冷えなくなったことで「壁紙が濡れる」現象は止まり、カビの発生を完全に抑え込むことに成功しました。ただ家全体をDIYした訳ではないので、根本的な解決をしなければなりませんでした。
最後に、部屋全体に漂う余分な水分を回収するため強力な除湿機を導入。これでようやく、湿度は60〜70%の適正ゾーンで安定しました。
6. まとめ:築古マンションは「窓・壁・扉」のセットが必須
今回の経験で痛感したのは、築45年のマンションにおいて、窓だけを高性能にするのは「諸刃の剣」だということです。気密性が上がることで、建物の構造的弱点(断熱のない壁や扉)が露呈します。
- 窓を塞ぐなら、湿度の逃げ道と壁の温度も同時に考える。
- スタイロフォームやザ・スリムを活用し、冷たい面を徹底的に減らす。
これこそが、カビ地獄を避けて本当の暖かさを手に入れる唯一の道です。私の失敗と試行錯誤が、これからリフォームを考える皆さんの参考になれば幸いです。というより、DIYをそんなに経験していないかたにはDIYはお勧めしないかも。家の統一感は無くなって凸凹な感じになります。私は気にしませんが(笑


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