「100万円の窓リフォーム、コーナンの断熱DIY、そして新電力への切り替え。これで完璧な冬が手に入るはずでした。」
しかし、手元に届いた最新の検針票が示したのは、歓喜とは程遠い、首を傾げたくなるような現実でした。
1. 努力は「使用量」に現れた。しかし……
リフォームとDIYの効果を検証するため、昨年同時期のデータと比較した結果、残酷な現実が浮き彫りになりました。
| 項目 | 昨年同時期(2025年2月) | 今年(2026年2月) |
| 電力使用量 | 508kWh | 487kWh(▲21kWh) |
| 電気料金(補助金含まず) | 14,841円 | 14,930円(+89円) |
| 主な環境 | 窓全開(極寒) | 断熱化 + 除湿機稼働 |
昨年比で21kWh削減し、1月上旬から除湿機を回し続けたことを考えれば、断熱効果は確実に出ていました。しかし、補助金を含まないベース金額では昨年より89円高くなるという逆転現象が起きました。
2. 最大の誤算。電力会社変更で料金が「逆転」
さらに追い打ちをかけたのが、関西電力から「オクトパスエナジー」への切り替えです。安さを期待しての変更でしたが、結果はまさかの**「単価アップ」**。
- 燃料費調整額のワナ: 独自の調整額が含まれるプランの特性上、関西電力が持つ「地域ナンバーワンの安定した安さ」を上回ることができませんでした。
- 「大量使用層」の壁: 487kWhという使用量では、新電力の料金体系よりも関電の従量電灯プランの方が、結果的に安く済んでいたという事実。
「使う量を減らし、買う場所を変える」という二段構えの作戦は、現時点では期待外れと言わざるを得ない結果に終わりました。
3. 「カビ」は止まったが、「湿度」との戦いは終わらない
物理的な改善についても、手放しでは喜べません。
スタイロフォームとザ・スリムのおかげで、壁紙がびしょ濡れになる「表面結露」と「カビ」は止まりました。しかし、家全体の湿度は気を抜けばすぐに跳ね上がります。
除湿機を回し、電気代を気にしながら、ようやく「普通」の状態を保っている。これが、築45年のマンションに内窓を付けた後の、リアルな**「綱渡りの生活」**です。
4. 結論:勝利宣言はまだ先。今後も「経過観察」へ
結局、今回のリフォームと改善策で得られたのは、
「劇的な節約」ではなく、**「多額の投資と日々の工夫で、なんとか去年並みの支出と、最低限の快適さを維持している」**という、極めてシビアな現状でした。
窓リフォームは魔法ではありませんでした。
気密性が上がったからこそ生まれた「湿気」という新たな敵。
そして、原発を抱える関西電力の強固な料金体系という壁。
私の断熱奮闘記は、ここで一旦「完結」とはしません。
オクトパスエナジーの来月以降の推移はどうなるのか? 除湿機の稼働を抑える方法は他にないのか?
「期待外れ」の数字をどうひっくり返していくのか。 築45年マンションとの戦いは、これからも経過観察を続け、そのリアルを随時報告していきます。


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