先週、10月25日(土)に滋賀県大津市の「百町」と呼ばれる浜大津~JR大津駅周辺エリアで開催された「Otsu One Day Jazz 2025」に出かけてきました。街歩きとライブを同時に楽しむこのイベントは、13の会場でプロ・アマ問わずミュージシャンが街のあちこちで演奏を繰り広げ、趣ある街並みにジャズサウンドを重ねる秋ならではの体験でした。
会場・雰囲気
当日は12:00~22:00というロングラン。観覧自体は無料、ただし各会場で「1ドリンクオーダー+投げ銭歓迎」というスタイルで、ライブバーやカフェ、商店街の一角など“音が出る街の店”が気軽なステージになっていました。
今日は友人との都合もあり一ヶ所しか行けなかったのですが、浜大津駅近くのbochibochiへ移動して夕暮れの演奏を楽しみました。秋風が少し肌寒くなってきた時間帯に、ピアノ・ベース・ドラムボーカルが静かにスタンダードジャズを奏でていて、街歩きの延長としてライブが溶け込んでいる感じが印象的でした。ECM濃度55というバンドで石川さゆりさんの楽曲「ウィスキーがお好きでしょ」を歌われている時はその艶っぽい歌声に魅了されてしましました。
今日は一ヶ所しか立ち寄れませんでしたが、会場が点在しているため“どこで演奏が始まるか探す楽しみ”もあって、行き当たりばったりでふらっと立ち寄った店で思いがけず良い演奏が聴けるのも魅力。商店街の照明や紅葉が少し始まった街並みも相まって、「ジャズ×秋の大津」という時間を満喫できました。
投げ銭制ということで、演奏が終わったあと「良かったです」とミュージシャンに声をかけてチップを渡す瞬間も、ライブを“共有”した実感が湧きました。
感じたこと・まとめ
この一日で改めて感じたのは、「音楽+街=記憶に残る体験」だということ。
また、「難しくなく、カジュアルにジャズを楽しめる」イベントだとも思いました。敷居が高くない。「ドレスアップしなきゃ」「専門的な知識が必要だ」ではなく、「街を歩きながら、どこかの店で音を聴く」その延長線上にライブがある。初心者でもリラックスして楽しめる設計だと感じました。
次回このイベントに参加するなら、私は午後からゆったり出かけて、まず商店街で軽く1会場、ランチをとりながら次の会場へ、夕方は湖畔近くでじっくり1セット、夜はバーで一杯+演奏、というプランをおすすめします。bochibochiさんでは完全入れ替え制でしたので座るところを早めに確保し、ドリンクと少しの時間余裕を持つと、より快適に楽しめると思います。
次回に向けてのちょっとした提案
- 屋外会場も多いので、秋の日差し&風を想定して羽織るものを一枚持っておくと安心。
- 複数会場を巡れるので、会場マップ&タイムテーブルを事前にチェックしておくと移動がスムーズ。
- 投げ銭制なので、小銭や少額紙幣を用意しておいた方が気持ちよく参加できます。
- 駅から会場まで歩くこともあるので、歩きやすい靴+飲み物スペース確保があると快適。
以上、Otsu One Day Jazz 2025(10月25日開催)の体験レポートでした。音と街が融合するこのひとときを、来年もまた新しい会場・新しい演奏で味わいたいと思っています。



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